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3月13日 生物多様性ユース戦略会議

このブログもひさびさです。

COP10が終わり、生物多様性に向けた取り組みとして、
愛知目標達成に向けた動きや生物多様性地域戦略というものが盛んになりつつあります。

自分たちユースとして何ができるのか、
何をしていかなければならないかを1日を通して考えたいと思っています。
ぜひご参加ください。




 【転送歓迎&重複失礼】
―――――――――――――――――――――――――――――――□■□■
2011年3月13日() 10:00~16:45(開場:9:45)
 
国際青年環境NGO A SEED JAPAN 主催
 
これからの10年に向けて
『生物多様性ユース戦略会議』
 
 
□■□■―――――――――――――――――――――――――――――――
昨年、名古屋にて
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催されました。
その会議では「愛知ターゲット(ポスト2010年目標)」という、
危機に瀕している生物多様性と私たちの未来に 多くの影響を及ぼす、
重要な目標が策定されました。
 
また、生物多様性を守るための地域での取り組みが重要視されており、
日本の各地で生物多様性の地域戦略が策定されてはじめています。
 
この目標・戦略は、これからの国内政策や経済システムから個々人のライフ
スタイルまで、社会全体としての包括的な生物多様性保全に関する方向性を
決めるものとなります。
 
例えば、生物多様性保全に関する雇用の創出(生物多様性グリーンジョブ)
など、ユースにとって関心が高く、かつ社会的にも今後より重要視されて
いく事柄についてはこれからきちんとレビューしていく必要があると考えます。
 
この度私たちは、 このような生物多様性の重要な課題解決に向け、
愛知目標と地域戦略についての講演及び、活動に向けた戦略会議を実施します。
これからの将来を担う私たちユースが声を上げ、自分たちの生きる未来を守るため、
一人でも多くの参加をお待ちしています。
□■□■――――――――――――――――――――――――――――――□■□■
 
【日時】2011年3月13日(日) 10:00~16:45
【場所】イベントホール綿商会館 http://www.mensyou.co.jp/
【主催】国際青年環境NGO A SEED JAPAN
【対象】生物多様性の問題に向け今後の取り組みを考えている市民
【アクセス】都営新宿線馬喰横山駅A3出口より徒歩約5分
      http://www.mensyou.co.jp/map.htm
【参加費】A SEED JAPAN 会員 300円
     非会員 500円
 
【プログラム】 (予定・変更あり)
 
10:00~11:00
①生物多様性に向けたユースの活動  
 講師:熱田尚子氏 ㈱西粟倉・森の学校 
    千葉知世氏 京都大学 地球環境学舎 
    横山大樹氏 NPO法人 みずのとらBELL隊
 
 様々な地域で生物多様性の活動や研究を行っているユースをお呼びして、
 その取り組みを紹介していただきます。
 
11:00~12:00
②講演会          講師:CBD市民ネット 松井 宏宇氏
・生物多様性条約と愛知目標とは?
愛知目標はこの先10年を見据えた目標です。
自分たちにとっての将来を決めるこの10年をどの様に活動していくべきか、
その一つの指針となり得る愛知目標についての講演です。
 
13:00~14:00
③地域戦略    講師:ちば生物多様性県民会議前事務局長 栗原裕治氏
 
生物多様性を守っていくために重要な生物多様性地域戦略がいま日本中でできようとしています。
今後の生物多様性保全のための取り組みの為に非常に重要な地域戦略。
市民が重要な役割を果たした千葉県の事例を紹介します。
 
14:00~16:30
④ワークショップ       ファシリテーター:A SEED JAPAN 江口 健介 
・愛知目標の達成に向けて、地域戦略を考える
 
生物多様性、この問題に向け、私たちになにができ、何をすべきでしょうか?
愛知目標と地域戦略の2つの観点を中心に考えるワークショップを行います。
 
16:30~16:45
⑤クロージング
 
 
 
【参加申込み】http://bit.ly/e2U9J2
(クリックすると申し込みフォームに移動します)
申込〆切 : 3月9日(水)
(申し込み後確認のご連絡等はありませんのでご了承ください。)
 
□■□■―――――――――――――――――――――――――――□■□■
 
1人が動く。社会は変わる。
 
 【国際青年環境NGO A SEED JAPAN 紹介】
 
地球サミット(1992年)に青年の声を届けよう!という想いから
始まった国際青年環境NGO。大量生産・大量消費・大量廃棄のパターン
の変更と、南北間・地域間・世代間の格差のない社会を実現するために、
未来の世代を担う青年自らが行動を起こしています。
 
 【問い合わせ】(担当:松井、岸田)
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-4-23
TEL:03-5366-7484  FAX:03-3341-6030
URL:http://www.aseed.org/
 
※この企画は環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しています。
 
※今回ご提供いただく個人情報は、
A SEED JAPANが主催する各種イベント等に関する情報提供と
それらに付随する諸対応に使用させていただく場合があります。
取り扱いに関するご質問・ご要望がございましたら、事務局までお問い合わせください。
※A SEED JAPANのプライバシーポリシーは以下のURLをご覧ください。
http://www.aseed.org/privacy.html
 
*:.:・*:・+゜*:.:・*:・+゜*:.:・*:・+゜*:.:・*:・+゜*:.

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オオカミを野に放つ

最近Twitterなどでこの話題を見かけることが多くなりました。 
農工大学って大学がら、授業の中でもこの話題は何度か聞いてきたし、
研究者も農工大の元教授や、名誉教授の中に多い。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110115dde041040023000c.html


そういうのもあってか、この話題非常に興味があるので、
ちょっと自分の考えをまとめてみた!

まず大前提として、
オオカミの導入に関しての自分の立場は現時点では反対。
現時点で日本におけるオオカミ導入のリスクと効果の測定がまだまだ不十分だと感じる。
けれど、時間をかけた調査のための試験的導入には大賛成。
オオカミの導入が様々な問題を生みかねない、それをテスト、調査し、その上で一般化が可能であれば導入すべきだろう。
マングースみたいになってしまっては話にならない。

このような大前提の上で、
オオカミ導入における課題を考えてみた。

自分が思う課題は6つ。

1.人を襲う可能性 
2.地域住民への理解
3.世間一般への理解 
3.オオカミ導入による害獣への効果 
4.他の生態系への影響(導入にあたって病気を運んだり、希少種を捕食したり等)、
5.オオカミ自体の個体数管理難易度


1.人を襲う可能性 
オオカミが人を襲うリスクだ、特にオオカミの導入が必要とされる農村地域は過疎高齢化が進んでいる。
人が山に入ることが減り、里山の機能が損なわれ、人と野生動物の距離が近くなっているという問題が現状すでに起きている上でオオカミを導入すると、必然的に人とオオカミの距離も近くなる。
そのような中でオオカミが人を襲わないのか、襲うのであればそれを止めるための対策は行いやすいのかどうかが問題となる。

2.地域住民への理解
害獣に対して、もっとも危機意識を感じており、そのための対策を必要としている。
地域における害獣問題の関心は都市部の比ではない。
その一方でオオカミ導入における直接的な被害を受けるリスクも高い当事者。
地域住民の中でも害獣による被害、考え方にはムラがある。
そのような中で合意形成はきちんとできるのか?

3.世間一般への理解 
害獣の被害の深刻さに対しての理解が非常に薄い。
オオカミ導入における被害も受けにくい。
しかし、オオカミによる人に対しての被害が出た場合、
倫理的観念からの反応が強く出る。

3.オオカミ導入による害獣への費用対効果
オオカミの導入が実際に害獣被害を削減する費用対効果があるのかどうか。
導入にかかる費用や人的被害を削減するための対策にかかる費用、オオカミ自体の個体数管理にかかる費用などなど。

4.他の生態系への影響(導入にあたって病気を運んだり、希少種を捕食したり等)
海外から輸入するにあたり、オオカミ自体が寄生虫や病気を運搬する可能性(ヒトにかかる病気、他の野生動物にかかる病気を含む)、オオカミがシカなどを食べず、希少な生き物を捕食したり、生態系のバランスを壊すようなことにならないかという調査。

5.オオカミ自体の個体数管理の難易度
少数では人を襲うことはなくとも、群れをつくり個体数が増えるとヒトを襲うリスクが高まる可能性もある中、生態的な適正数とヒトに対してのリスクを下げるための適正数があるかと。
そのバランスを調査すべきかと。
またそのバランス、オオカミの個体数は人が管理することなく、適正数が保たれるのか、
増えすぎてしまうのであれば、駆除は簡単にできるのかという問題。
順応的管理のしやすさですね。


まとめると、要点は2つ。
・費用対効果
オオカミの導入が実質的に費用対効果が合うのかどうか。
・地域住民と世間一般への理解
費用対効果が合うとして、それが住民感情、世間一般に受け入れられるのか、という問題。


2つ目は、
極端な話、
年間わずかの人が死ぬリスクと、害獣によって農業が成り立たず、村自体がなくなっていく可能性がどんどん高くなるのをオオカミが防ぐ。
この効果とリスクをどう見るかという議論になるのかな、と思っています。


過疎、高齢化の進んでいる地域での地域住民害獣に対する意識は非常に高い。
一方で、有効な対策もない。
コストが高く、人でも必要な電気ネットなどの柵を設ける対策も手入れがかなり必要であったり、と。
なかなか害獣の対策が必要な知識こそ、そのような対策を行うのが難しい現状がある。

このオオカミの導入は、費用対効果が合うことがきちんとした科学的調査に裏付けされているのであれば、
実践する価値はあるかもしれない。
そういった点で、試験的導入を早期に行うことに対しては非常に賛成。
けれど、現時点でその判定は難しく、効果とリスクの実証には長い月日がかかると思われる。
そういった意味で高齢化、過疎が進んでおり、緊急的な対策が必要とされる現状に合うかと言われれば、
疑問に感じます。

個人的には、試験的導入に際して地域住民や世間がこのオオカミの導入をどのように捕らえるかに興味があります。
研究者的な視点、世間一般、地域住民では認識にズレが生じるでしょう。
ヒトに対してのリスクがある、動物を導入するというのはある意味でかなり画期的だと思っています。
(生態学的な意味ではなく、自然というものに対する一般の認識という面において)
実際に導入するかどうかは別にしていも世間一般の感情としてこれを受け入れるかどうかに興味がありますね。

ただ、実際の対策という意味において比較的短期間に導入可能でリスクも低い対策として有効なのは
猟師の育成とシカ肉流通の増加かな、と個人的には思っています。
北海道では学校給食にシカ肉の導入がされている実例もありますし、
ニホンジカは病気、寄生虫も少なく、安全性も高い。
脂身が少なく、ジューシーな油が好きって人にはいまいちかもしれませんが、
女性や健康に気を使われている方にはお勧めという話も聞きました。
自分もシカ肉は食べる方ですが、(猟師の資格を持つ友達からよく買っています。)
自分も脂身があるほうが好きなのですが、オリーブオイルと和えてから焼くといい聞き、
実際にやってみるとおいしかったです。
血抜きがきちんとされた肉は臭みもなく、普通においしいです。

猟師は年々高齢化しており、その技術が失われようとしています。
そのような文化、技術を守るためにも、猟師の育成というものは今後重要なことだと思っています。

最後ちょっと話題がずれた気もしますが、
この問題はしっかりウオッチしていきたいですね。

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無題

生物多様性の戦略会議のご案内です。

COP10が終わっても相変わらず生物多様性づくしの生活をおくっています。
もしよければぜひご参加ください。 


===================================

平成22年度地球環境基金「環境保全戦略講座(生物多様性保全分野)」

生物多様性条約第10回締約国会議から国内における
生物多様性の主流化に向けた環境NGOのための戦略講座&戦略会議

2010年 12月18日(土)10:00~17:45
2010年 12月23日(祝)10:00~17:45

主催:独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金
企画運営:国際青年環境NGO A SEED JAPAN

===================================

2010年10月に開催された生物多様性条約第10回締約国会議(以下、COP10)において、
国際的・分野横断の包括的な生物多様性の保全目標である愛知目標が採択されました。
2011年「国際森林年」、および2011年から取り組みが開始される
「国連生物多様性の10年」においては、生物多様性の主流化に向け、
生物多様性に配慮した経済システムの構築や企業活動の実践および
市民への普及啓発について、生物多様性保全に取り組む日本のNGOとして
戦略的に検討する必要があります。
本講座では、各セクターの第一線で活躍する講師をお招きし、
COP10の成果と課題の整理、および効果的な活動の事例紹介を通し、
活動戦略の実践に向けた活動計画の立案を検討します。

===================================
◆イベント概要
【日時】
2010年 12月18日(土)10:00~17:45/23日(祝)10:00~17:45

【プログラム】
〈1日目〉COP10の成果を受けた、これからの生物多様性保全についての戦略講座
・COP10の決議のレビュー
・COP10の決議の実現と生物多様性保全のための国際・国内的なNGOの戦略

〈2日目〉生物多様性主流化を実現するための戦略講座
・ダム開発による生物多様性の破壊と国際開発金融の問題点
・生物多様性主流化に向けたNGOの戦略
※プログラムは当日変更になる場合がございます

【講師紹介】
〈1日目〉
・松井宏宇氏(CBD市民ネット/エコ・リーグ)
・今井淳一氏(エコ・リーグ)
・小林邦彦(A SEED JAPAN/CBD市民ネット)
・西宮洋氏 (財団法人地球環境戦略研究機関)
・北沢洋子氏(国際問題評論家)
・川上豊幸氏(熱帯林行動ネットワーク/レインフォレスト・アクション・ネットワーク)
・後藤一平氏(衆議院環境調査室)

〈2日目〉
・田辺有輝氏(「環境・持続社会」研究センター)
・Mr.RatanBhandari(Water & Energy Users' Federation-Nepal)
・道家哲平氏(日本自然保護協会/国際自然保護連合日本委員会)
・三柴淳一氏(FoEジャパン)
・川廷昌弘氏(CBD市民ネット普及啓発作業部会長/博報堂DYメディアパートナーズ)
・金井司氏 (住友信託銀行企画部CSR担当部長)
・草刈秀紀氏(WWFジャパン)
※一部調整中につき、当日変更となる場合がございます。

【場所】
JICA地球ひろば(東京)セミナールーム403
アクセス:東京メトロ日比谷線「広尾駅」下車 徒歩1分
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html

【参加費】
1,000円(2日間合わせての費用となります)

【対象】
生物多様性保全活動に携わるNGO/NPOの皆様
プログラムに関心のある皆様

【定員】
25名
※原則として2日全日参加が基本となります
部分参加の場合は下記問い合わせ先までご相談ください
※申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます

【申し込み方法】
下記URLに12月13日(月)までにお申し込みください
URL:http://bit.ly/gqCBk9

【プライバシーポリシー】
個人に関する情報は本講座開催の目的以外には使用しません
 詳しくはこちらをご覧ください
http://www.aseed.org/privacy.html

【お問い合わせ・ご連絡先】
国際青年環境NGO A SEED JAPAN(担当:高野)
〒160-0022
東京都新宿区新宿5-4-23
E-mail:info@aseed.org
FAX:03-3341-6030
TEL:03-5366-7484
URL:http://www.aseed.org/

【主催】
独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金
〒212-8554 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー8階
TEL:044-520-9505 http://www.erca.go.jp/jfge/index.html

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要チェック!ABS報告会!

※転送歓迎 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 
生物多様性条約COP10報告会 
遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書と 
その課題~ABS国内法策定と今後の国際交渉に向けて~ 
URL:http://www.aseed.org/abs/abs_2010_11_29_houkoku.html 
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 

2010年10月に名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)に関する名古屋議定書が採択されました。 

本報告会では、名古屋議定書交渉の舞台でどのような議論が行われたのか。その交渉概要と今後の課題について、日本政府の交渉担当者を交えて議論したいと思います。名古屋議定書の採択が今後の経済活動や生物多様性保全にどのように反映されるのか、一緒に考えてみませんか。みなさまのご参加をお待ちしています。 


◆日時:2010年11月29日(月) 19:00~20:30(受付開始:18:45~) 
◆場所:東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区神宮前5-53-67)視聴覚室A・B 
●交通のご案内● 
JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分 
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分 
都バス(渋88系統):渋谷駅からバス4分青山学院前バス停下車徒歩2分 
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html 
◆主催:国際青年環境NGO A SEED JAPAN 
生物多様性の利用をフェアに!プロジェクト 
◆定員:50人 
◆参加費 一般:1000円 A SEED JAPAN会員または学生:500円 

◆プログラム(予定): 

講演1:名古屋議定書交渉の結果と課題 
水野政義氏 外務省国際協力局地球環境課長 

講演2:NGOから見た名古屋議定書の課題 
小林邦彦 A SEED JAPAN共同代表 

※各講演後に質疑応答の時間を予定しています。 

■■申し込み━━━━━━━━━━━━━━━━━━■■ 
下記の参加申し込みフォームからお申し込みください。 
http://bit.ly/aQqvzx (クリックすると申込フォームへ移動します) 
申し込み〆切:2010年11月29日(月) 

※今回ご提供いただく個人情報は、 A SEED JAPANが主催する 
各種イベント等に関する情報提供とそれらに付随する諸対応 
に使用させていただく場合があります。取り扱いに関する 
ご質問・ご要望がございましたら、事務局までお問い合わせください。 
※A SEED JAPANのプライバシーポリシーは以下のURLをご覧ください。 
http://www.aseed.org/privacy.html 
※この報告会は、地球環境基金の助成を受けて開催します。 

◆お問い合わせ◆ 
国際青年環境NGO A SEED JAPAN 生物多様性の利用をフェアに!プロジェクト 
(担当:小林・三本) 
E-mail:info@aseed.org 
Tel: 03-5366-7484 Fax: 03-3341-6030 

【主催団体紹介】 
国際青年環境NGO A SEED JAPAN… 
地球サミット(1992年)に青年の声を届けよう!という想いから始まった国際青年環境NGO。大量生産・大量消費・大量廃棄のパターンの変更と、南北間・地域間・世代間の格差のない社会を実現するために、未来の世代を担う青年自らが行動を起こしています。 

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ひろと生物多様性とCOP10 その10

 COP10が終わってからはそのまま奈良の実家へ。 
いきなりいろんなものがぽっかりなくなってしまったと同時に、 
このタイミングでネットができなくなり、やることがなくなる。 

とりあえず死んだように眠り続けた後、 
ふらふらと地元を自転車でぷらぷらして数日過ごす。 
やっぱり地元っていうのは特別の意味があるってことを改めて思う。 

自分が大好きだったくすのきや(昔のアドレスkusunokinoshitadeはこっから来てたり・・・)田んぼ、ため池、よく通った道、遊んだ場所なんかをなんとなく見て回った。 

別にそこのなにをみたいでもなんでもなく。 
改めて思う。小さな町だなと。 


ひさびさの親友に会って、 
COP10の話をする。 
がけいきとして出した成果に自分は胸を張れる自信があった。 
でもどうしてもこの時の話は後悔したことしか言えなかった。 

そしていつもとおなじことを言っていると指摘される。 

いつもいつもおれが気をつけようとすることは同じ。 
でも、いつもいつもおれが後悔することは同じ。 

治らない。 

目的を厳しく求める。それは一つの自分の長所であり、短所。 
その裏でいつもどうしてもできないメンバーへのフォローや対話。 
向き合い、信頼していくことがどうしてもうまくできない。 

最後の決定もずっと何度も考え続ける。 
自分のあの決定は本当に正しかったのか・・・・ 
何度も何度も考えた。 


がけいきの代表を自分は本当にすべきだったのか? 
もっと別の人がやった方が成果が出せたのではないか、メンバーにとってよかったのではないか?悩んだ・・・ 

やりきり症候群でなんもやる気しない。たぶんここまでひどいのは生まれて初めて。 
いつもは終わっても、はい次-ってかなり切り替えが早い分。 
今回の件を自分の中で対処しきれない。 

東京に戻ってからも動き出せいない日が続く。 
悩む日が続いた。 
自分の感情がよくわからなくなっていく。 
みんなの前で代表として話すのがつらい。 
何を言ってるのか自分でもよくわからないけれど、代表として何か言わなければならない。 

そんな風なこともしばしば。 

いろんな人と個別で話したりしながら考えた。 

それでも愛知目標を追い続けた身としてきちんと報告会で報告しないといけない。 
のそり、としながら報告会を準備しやり遂げた。 

がけいきとして最後の企画が終了する。 
そしてそのあとのミーティングで、23日、つまり今日がけいきが解散することが決まった。 
この振り返りを書き始めた初日でもある。 

はじめ、自分は解散に反対した。 
これから先を決めて、だとか、 
ちゃんと参加できるメンバーを呼び掛けて、それからにしよう、だとか。 
でも、いまかこれから次に活動しようとしているメンバーをがけいきにつなげて、 
それを止めることはできない。 

そう言われてしぶしぶ解散は理解した。 

この時初めて気づいた。 
どれだけがけいきって組織を大事に思っていたか。 
自分にとって大きな存在だったか。 
それがなくなるっていうのがどういうことか、考え、 
そして生まれて初めて組織の解散についてその夜一人で泣いた。 

でも、それだけがけいきを大事に思えた自分がうれしかった。 
23日を、最後の時をいいものにしたい、みんなに来てほしいとメンバーにその夜メールする。 
個別に、MLでいろんな人から連絡がきた。 

ひとつひとつを読みながら、受け止めながら、がけいきをやれて本当によかったと思うように、 
なっていく。 

23日の、最後の進行を相談する中で、ワークショップのプロの人に、 
lovelyだねって言われる。 

? 

と思いながら、詳しく聞くと、がけいきを愛してるんだねって言われた。 
好きだとかは軽く言うけれど、あんまり自分は愛してるだなんて表現は使わない。 
でも、このときはその表現が本当にぴったりくると正直思った。 

がけいきのみんなに代表として何を伝えたいか、考える。 
いろんなこと、たくさんのこと伝えたいけど、でもやっぱり考えれば考えるほど、 
自分の気持ちの中にあったかく、ただ「感謝」の気持ちばかり膨れ上がる自分がいる。 

そして今日そのことをみんなに伝えた。 
一人で泣いた分、今日は笑って終わりたかった。 

がけいきの終わりは、次にはじめるための終わり。 
それは自分自身も出し、メンバーのみんなにとっても。 

がけいきが好きだからこそ、がけいきを終わらせたくないって思えば思うほど、 
終わらせないといけないって思う。 

がけいきは慣れ合いの組織じゃない。 
生物多様性を守るためにCOP10にむけて作られた組織。 
その役割を果たしたのであれば、終えて、次に進まないと! 

そしてがけいきは解散した。 


がけいきを解散するその時、自分はいったい何を思うんだろうと、 
ずっと思っていた。 
言葉には正直できない。 
ただただ感動して胸がいっぱいになって、 
悲しかったけど、それよりもなにか少しうれしかった。 
やりきった。 
自分を素直に認められた自分がいた。 


この10日にもわけて書いた振り返りを見て思う。 
いろんなことがいまに繋がってる。 
ここにかけたことも書いてないことも。 

そんな中でがけいきと自分の活動は本当にたくさんの人にただただ支えられていた。 
メンバーはもちろん、途中で去ったが活動のベースを作ったり、初め関わってくれていた人たち。 
自分をこの分野に入るきっかけになった先輩。NGOのみなさま。 
TwitterでいつもRTしてくれる人たち。 

どれだけ自分は恵まれ、助けられてきたのか、 
それらに支えられての今回の成果だったのか。 

どれだけ自分は感謝しないといけないんだろう。 

「ありがとう」 

今はそれだけをみんなに伝えたい。

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性別:
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自己紹介:
ユースと生物多様性を主なテーマに活動。
世界を変えていく活動を考えます。

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